広報「あゆみの家」144号
2025/09/08
新しい風
少子高齢化で日本人の労働人口が急激に減少し、深刻な問題となっているということは、ご存じのとおりです。全国のありとあらゆる会社、団体、行政機関が人材確保に必死です。
その中でも福祉の分野ではこれまでも人手不足が深刻でしたが、近年、さらに加速度的に就職を希望する方が減少しています。数年に一人、新卒学生を採用できれば、良い方だというところも多くあります。
あゆみの家では、新卒学生に就職してもらえるよう、仕事の魅力を発信してきており、幸いなことに、毎年複数名入職してくれています。今後も障がい福祉の仕事の魅力、あゆみの家の魅力を広く発信し続けていきます。それでもなお、良い働き手のさらなる確保が必要な現状です。良い働き手が増えることは、利用者の皆さんの日々の生活、活動の質の向上に直結しています。
私たちは中長期計画に基づき、外国人材に目を向けることにしました。ここ数年にわたり、既に受け入れをしている他法人の事例をうかがい、見学させていただき、調査、研究を重ねてきました。日本で働きたいという気持ちのある人材は優秀であるということも聞いており、良いタイミングがないか検討をしていました。
そんなおり、縁あって、福祉の仕事(障がい・介護)に就き、介護福祉士の資格をとってずっと日本の福祉の現場で働きたいという思いを持った人だけを対象にした日本語学校を数か国で運営している団体とめぐりあいました。これまで様々な斡旋団体と話をしてきましたが、福祉特化型日本語学校を運営しているところはありませんでした。その学校が日本に送り出す人材は、一定以上レベルの日本語、介護技能、福祉に関する日本語の3つの試験に合格した学生だけです。
続きはPDFでご覧ください。