広報「あゆみの家」129号
2021/12/22
林町パラリンピック 10/2(土)(林町デイセンター)
パラリンピックが終わって思うこと…
八月に東京パラリンピック二〇二〇が実施されました。オリンピックに負けないくらいに日本中が盛り上がり、世界のパラリンピックの素晴らしいパフォーマンスにテレビの前でくぎ付けとなりました。
男子車椅子バスケトボールでは、あゆみの家がある、垂井町在住の選手が大活躍し、銀メダルを獲得する快挙で大変盛り上がりました。様々な障がいを持つアスリートが、私たちには、想像できないような努力、研究、工夫、練習を重ね、試合に臨む姿をみて、今まで知らなかった数々の競技について学び、理解し、興奮し、感動を味わうことができました。
テレビでも連日競技が放送され、選手のインタビューやプロフィール、これまでの取材ビデオも放送され、司会者や多くのコメンテイターが、パラスポーツの素晴らしさ、社会の障がい者に対する継続して理解を深めることの大切さ、共生社会の重要性を声高らかに訴えていました。
あれから四カ月が過ぎました。その後、障がいを持つ方々への社会の理解を深める活動、共生社会の重要性について、メディアでどれだけ伝えられているでしょうか。
私たちの暮らす社会では、障がいを持つ方々へ、関心を寄せる機会が圧倒的に少ないと感じます。
あゆみの家の利用者の皆さま、そのご家族、また働く職員にとっては、障がい福祉が身近なところにあり、常に関心を寄せていますが、社会の大多数の人々にとては、普段関わりのない世界なのだと、パラリンピックが終わって数カ月たち、あれほどまで毎日、障がい者への理解、共生と叫んでいたことがピタリと止んだ今、逆に強く感じています。
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