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広報「あゆみの家」112号

 

 

きずな2006日帰り旅行(左:10/2名古屋港水族館 右:9/10福井県敦賀)

 

 「あたたかい心」

 ‟私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします。”

 これは、神奈川県議会において去る10月14日に全会一致で可決された『ともに生きる社会かながわ憲章~この悲しみを力に、ともに生きる社会を実現します~』の掲げられた四つの誓いの1つです。

 この憲章は、同県相模原市にある障碍者支援施設「津久井山ゆり園」で今年7月26日に起きた痛ましい殺傷事件を踏まえて策定されたものです。同事件の背景には、障がいのある人たちへの偏見や差別的思考があったことが伝えられています。偏見や差別的思考が強くなると人のいのちが軽視されるようになってしまうことは、ナチスによるユダヤ人や障害者の大虐殺の歴史が示すとおりです。この事件の4ヶ月前には、全ての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重しあいながら共生する社会の実現を目的として、障碍者差別解消法が施行されたばかりでした。

 同憲章は次のような誓いも掲げています。

 ‟私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します。”

 障がいの有る・無しに関わらず、誰もが地域の中でその人らしく暮らしていくことができるように、身近にある小さな差別や偏見の芽を摘み取っていく努力が求められます。この小さな行為の積み重ねが、すべての人のいのちを大切にするあたたかい心を育んでいくことにつながることと思います。

 

続きはPDFでご覧ください。

広報112号(PDF)

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