「企業と教育との連携による障がい者就労支援推進セミナー」を開催しました
毎日暑い日が続きますね。
こんにちは。西濃障がい者就業・生活支援センターです。
去る7月12日、西濃高等特別支援学校にて、障がい者就労支援圏域ネットワーク事業の一環として、
「企業と教育との連携による障がい者就労支援推進セミナー」を開催しました。
西濃圏域にある、主に企業を対象として、生徒が作業実習などに取り組まれている様子を見てもらい、障がいのある方の就労や雇用について具体的にイメージしてもらう事を主な目的として、毎年この時期に開催しているセミナーです。
ただし、ここ数年はコロナ禍による制限等があったため、オンラインでの開催が続いていましたが、今年は久しぶりに現地で開催することが出来ました。
今回は46社から約70名が参加されました。いくつかのグループに分かれて移動し、授業や作業実習の様子を見学しながら、引率の先生の説明に耳を傾けていました。
作業実習には様々な内容があり、喫茶サービスや商品の入出庫管理、木工やパン作り、ビルクリーニングや福祉などの専門コースに分かれて、スキル・技術の習得に一生懸命取り組まれています。
企業の方には、自社の業務と照らし合わせて、「こういう作業が出来るのであれば、ウチでも戦力として働いてもらえそうだ」などのイメージを膨らませて頂けたのではないかと思います。
見学終了後は、西濃高等特別支援学校の紹介に続いて生徒さんと企業の方との質疑応答が行われました。質問に対して生徒さんがアドリブで回答していきます。緊張されていたと思いますが、自分の思いをしっかり発言しており、普段の学びの成果だと感じました。
企業からの「働く上で重要視している事は?」という質問に対して「給料」「休日」などの回答がありました。当たり前ながら大切なことだと思いますが、採用担当の方がどのように受け取られたかは気になるところです(笑)
続いて、西濃高等特別支援学校を卒業されてから1年経過した方々が企業で働いている様子を写した映像を流しました。映像を見た学校関係者からは、就職自体が難しいのではと思われていた学生時代からは想像も出来ないような成長を遂げている方もいる、という話があり、本人の努力や企業側の配慮、育成が伝わる内容でした。終了後のアンケートにあった「皆さん立派な社会人でした」というコメントが全てを物語っていると思います。
最後に、撮影をさせて頂いた企業のひとつである、株式会社ハラテックスの石倉様と傳田様がご登壇され、障がい者雇用の取り組みについて話をされました。スモールステップで目標を設定し、対話を重ね自身が成長を実感出来るような関わりを継続されている事がわかりました。映像インタビュー中での「大切な仲間なんです」という言葉がとても印象的でした。
暑い中、朝早くからお集まりいただき、参加くださった皆様ありがとうございました。
今後も地域の皆様と共に障がい者雇用を推進していきます。